岡山市北区まき歯科・矯正歯科ブログ

歯ってどんなもの?その2

(2017年8月31日更新)


こんにちは、歯科医師の岸本です。
第2回は、第1回「エナメル質」の続きをお送りします。

 

前回、『強すぎる歯磨きや、酸っぱいもの(酸性度の高いもの)ばかりたべれば、「エナメル質」も弱ったり壊れてしまったりします。』と話しました。

①なぜ、かた〜い「エナメル質」がやわらか〜い歯ブラシで壊れるのか。有名なお寺や古い神社などの石段、皆が歩くであろう真ん中が凹んでいるのを見たことがありませんか?どんなに硬いもので、相手が柔らかいものでも、ずーっと力が加わり続けるとすり減ってくるんです。だから、毎日する歯磨きに必要な力は、汚れが取れるくらいの強さで十分。それ以上の力は、歯を傷めるだけです。優しく磨いてあげてください( ^ω^ )
②酸っぱいもの(酸性度の高いもの)に関しては、よく街中の銅像なんかが溶かされてる酸性雨みたいなもの。バリア機能が弱まるので、炭酸飲料や酢の物などお好きな方は食べ方に注意。
③また、「エナメル質」は層状構造(ミルフィーユみたいなもの)になっているので、硬いですが、強い力がかかるとペリッと剥がれるように欠けることがあります。食いしばりや歯ぎしりのある方、噛む力のお強い方は注意。

上記①〜③はいずれもしみる症状の原因になり得ます。”知覚過敏”なんて聞いたことありませんか??上田先生の第2回ブログのテーマが”知覚過敏”ですので、ご参照ください♪

 

さて、弱ったり壊れたりした「エナメル質」が戻るのか?についてですが、長くなりましたので次回に持ち越します。。。

 

嗚呼、早く象牙質にいきたい、、、(^_^;)

 

つづく(・∀・)




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