ワイヤー矯正

全顎矯正・部分矯正


ワイヤー矯正(全顎矯正)

ワイヤー矯正(全顎矯正)
歯の上にブラケットという四角い装置を張り付け、それにワイヤーを装着し、ワイヤーの力で歯を動かして並べていく矯正方法です。
7番目の大人の歯までが生えそろうと、全体をコントロールするこの全顎矯正が必要になってきます。
全顎矯正の場合には、前歯部のみの審美的な矯正はもちろん、奥歯までの機能的咬合(理想はシークエンシャル)を目標としています。

ワイヤー矯正(部分矯正)

ワイヤー矯正(部分矯正)
こちらも同じく、歯の上にブラケットという四角い装置を張り付け、それにワイヤーを装着し、ワイヤーの力で歯を動かして並べていく矯正方法です。
7番目の大人の歯がまだ生えてきていない場合は、この部分矯正が適応になります。
小学3,4年生以降からのスタートは、この部分矯正から、もしくは床矯正である程度スペースを確保した後に部分矯正になる場合もあります。

新しいテクニック(オーバーレイ Overlay)

最近は、かみ合わせが深い、かみ合わせの高さが低いお子さんが多くなってきているようです。新しいテクニックであるオーバーレイを併用して治療を行うケースも増えています。

矯正オーバーレイ治療

オーバーレイ治療とは第一乳臼歯、第二乳臼歯の上にかぶせものを装着し、高さをコントロールすることによって、かみこみの深さの改善と、今後出てくる歯のスペース作りを誘導します。

※装着するオーバーレイはCADIAX(顎機能検査)から算出されたデータに基づいてオーダーメイドで作成しています。

1装置 44,000円(税込)

作成過程

オーバーレイ作成過程 顎機能検査
オーバーレイ作成過程 かぶせもの

ワイヤー矯正のメリット&デメリット

メリット

  • セファロレントゲン診断、お口の模型分析(SAM咬合器使用)などを用いて、お口の中を見るだけでなく、顎顔面骨格に調和した噛みあわせを目標とすることができます。
  • 開口、重なった歯、下顎前突、上顎前突の方もきれいに並べることが出来ます。
  • 4番抜歯を出来るだけ避けたワイヤー治療が可能です。
  • アイデアルアーチ(理想な歯の並び)にLループを用いて垂直的な力のコントロールが容易です。顎の位置を理想の方向へコントロールできます。
  • 機能的な噛み合せを目標に奥歯までコントロールすることが出来ます。

デメリット

  • ワイヤーのアンカーに顎間ゴムをかける必要もあり協力も必要です。
  • ワイヤーに垂直的コントロールをしやすくするためのループが入っているので口腔内が複雑です。
  • セファロ分析からポステリアーディスクレパンシー(後方の不調和)の不足している方は、親知らず抜歯が必要となります。

ワイヤー矯正でのこだわり


ゴムメタルワイヤ-を使った新しい「GEAWシステム」

治療例

治療前
全顎矯正ゴムメタルワイヤー症例
全顎矯正ゴムメタルワイヤー症例
治療中
全顎矯正ゴムメタルワイヤー症例
治療後
全顎矯正ゴムメタルワイヤー症例
全顎矯正ゴムメタルワイヤー症例

長所

従来の水平的なコントロールだけでなく垂直的な動きにたいへん有効。 これにより大臼歯もダイナミックに動かすことができ、ひいては側方歯の抜歯をしなくて機能的な咬み合わせができます。

短所

ごめんなさい。お口の中のワイヤーDrのオーダーメイドで複雑なんです。 ストレートワイヤーより違和感があります。

ワイヤー矯正(全顎矯正/部分矯正)でこんなにきれいになりました!

新GEAWシステムのゴムメタルワイヤーやMEAWワイヤーを使った全顎矯正治療を行った患者さんの写真を載せています。
ぜひご覧になってみてください。

症例写真(ワイヤー矯正・全顎矯正)はこちら

症例写真(ワイヤー矯正・部分矯正)はこちら

料金・費用についてはこちら


ワイヤー矯正 よくある質問 FAQ


1.矯正の期間はどのくらいかかるのでしょうか?
歯並び、年齢などによって一概には言えないのですが、ワイヤー矯正の場合は2年前後。成長期を使ってのワイヤー矯正の場合は、1年前後の方もおられます。

2.悪い歯並びは治さなければいけないのですか?
治さなければいけない、というわけではありませんが、歯並びを良くするということは見た目だけの問題ではなくて、虫歯や歯周病のリスクを減らすことができ、自分の歯を失うことなく長持ちさせることができる、またトータルなバランスとして体の不調の予防など、多くのメリットがあると考えます。

3.矯正治療はいつからはじめればいいでしょうか?
当院では、お子様の場合は取り外しのできる床矯正(しょうきょうせい)、ワイヤーによる部分矯正、すべて永久歯になった大人の方はワイヤーによる全顎矯正というように、年齢に応じた矯正の方法で歯並びをよくしていきます。 床矯正の場合は、小学校1年生、2年生あたりではじめるのがグッドスタート。歯のはえかわりの早いお子さんや歯並びの厳しいお子さんの場合は幼稚園の年長くらいから始められる方もおられます。早めにスタートしていくことにより、大きな矯正をしなくてもきれいになるケースも多いので、歯並びが気になったら、早めにご相談されるのをおすすめします。

4.治療中に転勤などで通院できなくなったらどのようにすればいいでしょうか?
地域によっては、ご紹介が可能な場合もありますのでお問い合わせください。

5.矯正をするのに、歯を抜くのですか?
当院で行う矯正治療では、親知らずが歯並びに影響を及ぼす場合には、抜歯をしてから矯正をスタートしていきます。ただし、それ以外の歯を抜くことはありません。

6.矯正治療中は、虫歯になりやすいのでしょうか?
装置をお口の中にとりつけることで歯磨きがしにくくなりますので、矯正治療中は虫歯のリスクが高くなります。当院では調整に来られた際に歯磨き指導やクリーニングを行い、虫歯になりにくい環境を一緒にめざします。もちろん、ご自分のお口の中のことですから、おうちでのケアもしっかり頑張っていただきたいと思います。 もしも虫歯が発見された場合には、並行して治療を行いますので、ご安心ください。

7.矯正中はどのくらいの間隔で通院するのですか?
だいたい月に1回くらいのペースでの通院になります。ワイヤーやブラケットが外れたり、痛みなどがある場合はご連絡ください。 

8.矯正治療中は痛いですか?
初めて矯正装置を取り付けたときには、2~3日は痛みを感じるかもしれません。また毎月の調整の時にも、多少の痛みが生じる場合もありますが、だんだんと慣れますので、ご安心ください。 心配な方には痛み止めを処方しますので、お気軽におっしゃってください。

9.矯正治療中でも、スポーツや楽器の演奏はできますか?
たいていのスポーツは問題ありませんが、格闘技系のスポーツは、口の中をけがする可能性があるので注意が必要です。 楽器によっては慣れが必要であったり、矯正装置の表面をカバーするようなワックスを使用して演奏される方もいます。

10.金属アレルギーがあるのですが、ワイヤーを使った矯正はできるのでしょうか?
金属アレルギーがある方の場合には、それに対応したワイヤーもご用意できます。ただし、何の金属にアレルギーがあるのかを確認させていただく必要があります。

11.矯正治療中に妊娠したら、どうなりますか?
治療に入る前のレントゲン撮影や抜歯などは、妊娠時には避けるのが望ましいのですが、すでに矯正装置をつけて動的治療をしているのであれば問題はありません。 ただ、妊娠中はホルモンバランスが変化するため、普段より歯ぐきが腫れやすくなったり、虫歯や歯周病にかかりやすくなると言われています。生まれてくる赤ちゃんのためにも、日ごろのお手入れをていねいに行うようにしましょう。

12.矯正の費用は、医療費控除の対象になりますか?
矯正治療は自費診療ですが、確定申告による医療費控除の対象になります。医療費控除は、自分自身と、生計を共にする家族の医療費の合計が一定の基準を満たす場合、申告が可能です。治療費だけでなく、公共交通機関を利用した交通費なども含まれます。領収書などはなくさないように保管しておきましょう。

13.矯正でワイヤーをつけたら、食べられないものはありますか?
基本的には食べてはいけないものはないのですが、歯にひっつきやすいもの(ガム、ハイチュウなど)は、ブラケット(歯にはりつける装置)にくっつき、お手入れがしづらいこともあります。硬いもの(せんべいなど)もブラケットやワイヤーが外れてしまう可能性があります。ワイヤーをつけた日、調整をした日から2,3日は噛みにくいこともありますので、その場合はやわらかめのものを食べられるといいでしょう。治療がすすみ、ゴムを装着する場合には、色の濃い食べ物(カレー、トウガラシなど)でゴムが着色する場合がありますので気を付けてください。

14.矯正治療中の歯磨きはどうしたらいいでしょうか?
矯正治療中は矯正装置がついて入り組んでいるため、念入りに歯磨きをしないと磨き残しが出てしまいます。歯を1本ずつ磨く意識で、矯正装置との境目を特にていねいにみがきましょう。矯正治療中の歯磨きの仕方についても、院内でお教えしますし、調整に来られた時には、きれいにクリーニングさせていただきます。

15.治療が終わってから後戻りはしないでしょうか?
治療後、月日が経てば、治療直後の歯並びからは多少の変化はあります。しかし、機能的には改善されていますので、治療前と同じ状態にまで戻ることはありません。ただし、ワイヤーを外してすぐは、歯が動きやすいので、できるだけ長い時間リテーナー(保定装置)をはめてください。その後も、定期的なチェックと健診には来ていただきたいと思います。

16.ワイヤーを外してからの取り外し式の装置は、必ず付けなければいけませんか?
ワイヤーを外した後につける装置のことをリテーナー(保定装置)といいます。これは、歯並びをきれいなまま保つための装置です。ワイヤーを外してすぐはできるだけ長い時間つけていただく必要があります。これをつけていただかないと、せっかくきれいになった歯並びが崩れてしまう可能性があります。人によって、リテーナーをつけていただく期間は異なってきますが、通常2年くらいははめていただき、歯並びを安定させていきます。

17.ワイヤーを外して矯正治療が終わってからも通院しなければならないのですか?
ワイヤーを外したらもう歯医者さんとの付き合いはおしまい、と思わないでくださいね。リテーナー(保定装置)の調子はどうか、どのくらいの時間はめてもらえばよいのか、歯並びの様子はどうか、虫歯などはできていないか、歯石や歯垢はついていないか などなど、チェックさせていただきたいとこと、たくさんあるのです。通院していただく間隔も歯並びの様子などをみて決めさせていただくようになります。 矯正治療は、通常の歯科治療と比べて期間も長くかかりますし、痛みが伴ったり、ご不自由を感じられたりすることがあるかもしれません。 けれど、治療終了後の美しい歯並びを手に入れられた時の喜びはこの上ないものであることを、実際に体験された方々の感想を読んだり、写真を見ていただいたりしておわかりいただけたことでしょう。 気になることや、つらいこと、もちろんうれしいことなども、当院のスタッフや私も含めみんなとわけあって、ゴールに向かってがんばっていけたらなあと日々感じています。 





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TEL:086-243-1006

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